土曜日, 8月 29, 2020

FM Cooking : 応用 2 単純波形でガバキックづくり

  応用 2 は基礎 1 でやった正弦波 (サイン波/サインウェイブ) キックでガバキックを創る方法を解説します。ちょちょ~カンタンです。 (以降、基礎 1 のコピペ) 正弦波を出せる音源ならなんでもイケます。単純な波形ならキックに使えるので (鳴らし方のほうが重要なんです) 、矩形波でもイケます。きっと。たぶん。おそらく。三角やノコはキックには不向きなのでポイッ。

 やり方はキックを最大音量で多重にして音割れさせるだけ、です。ハイ終わり。解説の必要はありませんが、底抜けに親切なわたしがおさらいがてら、基礎 1 をコピペしつつはなくほほじりならてきと~なことを書いていきます。


音色はこうだ


 基本パラメーター云々ははしょります。 Z-Music V2 の書式だと以下です。

(@1
/ AR  DR SR  RR  SL    TL KS  ML DT1 DT2 AME
  31, 00, 00, 06, 00, 000,  0, 02,   0,   0,   0
  31, 00, 00, 05, 00, 000,  0, 02,   0,   0,   0
  31, 00, 00, 07, 00, 000,  0, 02,   0,   0,   0
  31, 00, 00, 07, 00, 000,  0, 02,   0,   0,   0
/ AL  FB OM
  07, 00, 15)

 RR だけ緩めました。


鳴らし方はこうだ


 基礎キックでさんざん書いたのでこれもはしょります。鳴らし方を Z-Music V2 の MML で書くと以下です。

(t8) @v115@125q8o2l32 (f+,>e)&(e,>>f+)r8.<<<

 

これをこうしてこうだ

 こう↓です


(t6,7,8) @v127@1q8o2l32
(t6) @k-1
(t7) @k0
(t8) @k+1
(t6,7,8) (f+,>e)&(e,>>f+)r8.<<<

 最初の行で最大音量 (@v127) にして、さきほどの音色を指定して (@1) に、デホルト値 (q8 = ゲートタイム最大, o2 = オクターブ 2, l32 = 音価 32 分音符) をセットしました。

 その次の行から 3 行は基礎 4 の「分厚くする」でやったデチューンをちょいズラすやつです。めんどかったら省いちゃっても構いません。

 そしていつものポルタメントでドスン!です。イイカンジに音割れしてガバキックになっているはずです。割れ過ぎなら音量を下げましょう。音割れしない場合はトラックを増やしましょう。

 こんだけです。ヤダカンタン! 正弦波よりも矩形波 (スクウェアウェイヴ) のほうがガバキックに適しておりますので、そちらもゼシお試しください。


大事なことはこうだ

 音割れガバキックはアナログ出力の機器 (アナログで音割れ) でないとおそらくできません。DAC とオーヂオ回路は再現されないエミュレーターや、ソフトシンセではイイカンジの音割れにはならず、耳障りなデズタルクリップ? (バチバチッていう割れ方) になってしまうはずです。ので。実機を使いましょう。ゲームボーヤとかでもできる!はず!



 次回は応用 1 と 2 を組み合わせてエグいガバキックづくりの解説をします。伏線回収ってやつですね!ヒャッホイ!


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