[Update] Sat Aug 22 15:58:06 JST 2020: 「音を移動」を「音高を移動」に訂正。
本解説は「書いてある通りにやればかっこいい音が出る」ことを目的としております。パラメーターの意味や、FM 音源の仕組み、MML、生命、宇宙などのこまっかい説明は全てキャットして参りますゆえ、ご了承ください。はいわかりました!
基礎 1 は最も簡単な正弦波 (サイン波/サインウェイブ) キックの創り方を解説します。ちょ~カンタンです。正弦波を出せる音源ならなんでもイケます。単純な波形ならキックに使えるので (鳴らし方のほうが重要なんです) 、矩形波でもイケます。きっと。たぶん。おそらく。三角やノコはキックには不向きなのでポイッ。
音色はこうだ
以下は FM 音源 (YM2151) で正弦波を出すための音色の概要です。単純な正弦波を出せればいいんで 2-Op. の FM 音源でもオケです。FM 音源以外を使っている方は読み飛ばしちゃってください。
- 基本パラメーター: ALG=7 FB=0 MUL=2 2 2 2
- OP1-4: ADSR は ENV 波形が四角くなるように AR=31 DR=00 SR=00 RR=15。TL は最大値
- その他パラメーターは最低値か最大値 (効かないようにしておく) でよし
Z-Music V2 の書式だと以下です。
(@1/ AR DR SR RR SL TL KS ML DT1 DT2 AME31, 00, 00, 15, 00, 000, 0, 02, 0, 0, 031, 00, 00, 15, 00, 000, 0, 02, 0, 0, 031, 00, 00, 15, 00, 000, 0, 02, 0, 0, 031, 00, 00, 15, 00, 000, 0, 02, 0, 0, 0/ AL FB OM07, 00, 15)
まず、この音色をてきと~に鳴らしてみます。たとえばオクターブ 3 の a を 4 分音符で (鳴らしたくないなら鳴らさなくてもいいよ!) 。ポーーというつまんない音が鳴ります。それで合ってます。 (ここらへんに音)
オクターブをかなり低くするとサブベイスのような音になるので、キックの音色として使えることがぼんやりわかると思います。RR をちょい緩めておく (余韻をもたす) と、後々効いてきます。
鳴らし方はこうだ
この音を 32 分音符のポルタメントふたつに分け (ふたつ合わせて 16 音符の長さ)、タイでつなげます (ピッチベンドでもいいのよ) 。これによって強力なエンベロープ的なものを作ります。ココ!大事なの!これによって強力なエンベロープ的なものを作るんですよ! 具体的には以下の通り。
- ポ1 (アタック相当): F2 → D1
- ポ2 (サスティン相当): D1 → F-1
- 注) ポ1のエンドキーとポ2のスタートキーを合わせてね (合ってなくてもヨシ)
16 分音符の長さ (短時間) で音高を大きく素早く移動させるのがポインッ! Z-Music V2 以外の MML や、DAW などでも同様な鳴り方をするはずです。きっと。たぶん。おそらく。いやしかし…ちょっと待てよ………ン~。
MML だとポルタメントは必須ですが、それ以外の方法だと、短時間で音高を大きく素早く移動させられれれられらばれられば何でもオッケケ。「短鳴大動」が重要なんです。大事なことなので字をちっちゃくして見づらくしました。
キックをセマンティクス風に「ドスン」としてポに当てはめるならば↓以下の様。
アタッポ : F1 → D1「ド」サスポ : D1→ F-1 「スン」
アタッポの移動は緩く、サスポは鋭く、みたいな感じです。鳴らしてみりゃわかります。
正弦波キックはオペレーターひとつでもオケエイ (OM=8)。ALG はどれでもヨシ。直列 ALG のほうが鳴りがいいっぽい (試してみたけどどれも同じでした)
まとめるとこうだ
16 分音符の長さで (短時間で) 音高を大きく素早く移動さ
です。こんなけ~。アラカンタン!やってみてねっと。
【留意事項】本解説は X68k 用音源ドライバ Z-Music V2 (OPM と MML) しか使ったことがない者がしたためておりますゆえ、他機種ユーザーの方はてきと~に脳内置換などしてあれしてください。DAW でも活かせるよう気配りはしますが、どうなんすかね。
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