火曜日, 6月 19, 2012

X680x0 で使える SCSI カードリーダー PCD-50B

SCM PCD-50B SCSI Card Reader なるわくわくデバイスをめっけましたよ、去年の話ですが。

[Update] Thu Jan 24 00:24:24 JST 2013: Mechware の PCD-50B は完売となり (47B も)、現在は後継機の PCD-60B が販売中でぃーす。50B に xD Picture カードスロットが追加されたもんですね。Mechware 以外のショップなら 50B もまだ買えるヨ~でル。

これはなんじゃらフォイと申しますと、HDD や MO の代替となる AMIGA ユーザー向けの SCSI デバイスですかね。さっくり申しますとね。ホントはもっとすごいです。たぶん。カードリーダーってなってますけどライターもできますので。

68 に CF や SSD をひっつけて運用している方を散見しますし、AMIGA で使えルンなら 68 でもイケンだろうとぽちってみたところ、ヴィクトリィ!  しかもこれは 5 スロットルも付いてますからやばいですよ。フルスロットルですよ。そんなもん。


DE、実際どうなんだと、底抜けきらぬ程度に親切なわたくしめが中雑把に解説いたします。以下に。ホラ、見て。ホラ。ネ。ホラ、ホ~ラ。

MechWare の商品頁 (メーカーのセームスージには情報なし) にも載っております通り、各スロットは LUN (Logical Unit Number: ロンリユニット番号) という SCSI ID の補助番号?みたいなもんが割り振られております。デホルトの SCSI ID は 2 です (ジャンパースイッチで変更可)。つまり以下のようになるのよ。

SCSI ID=2 LUN=0: PCMCIA スロット
SCSI ID=2 LUN=1: CF スロット
SCSI ID=2 LUN=2: Smart Media スロット
SCSI ID=2 LUN=3: SD/MMC スロット
SCSI ID=2 LUN=4: Memory Stick スロット (標準サイズ)

[Update] Fri Feb 22 06:49:18 JST 2013: MechWare の商品頁に掲載されている LUN の順番は間違っております。正しくは上記の通り。PCD-60B も同様に LUN=2 と LUN=4 がてれこになってるソーデース (中村氏情報)。各位ご注意を。

[Update] Fri Feb 22 06:49:18 JST 2013: Memory Stick スロットは標準サイズのメモステ用です。Memory Stick Duo だとすっかすかで形状が合いません。ので。メモステは持ってなくて、このスロットを *お手ごろ* に使いたいばやいは、microSD (2GB が 300 円くらい) → Memory Stick Duo アダプター  (200 円くらい) → Memory Stick アダプター (250 円くらい) と、アダプターを二重にすればどっすん。

すべてのスロットは MO として認識されます。ので。PCD-50B で起動するには、LUN=0 に Human68k ホーマットのメディアを挿して、MO 起動を可能にするエッスラーム常駐型ツールが必要です。わたくしは ch30_omake.sys (CH30X215.LZH, E.Watanabe) を愛用しております (030 機では使えません)。便利なのよ。コレガ!

また、BOOT MENU 砂沙美板 (FOX & MIX, 安本文夫, Noisyu) でも MO 起動できるそうです。 030 でも使えます。ここらへんにあるっぽい。

Human68k の標準ホーマットでは、 1 パーティションは最大 2GB までらしく、それ以上のでかいメディアだと挙動がおかしくなったりしますゆえ、起動用&スィステム用メディアは 1GB までの CF が安心です。

もの置き場用は 2GB / 1 パテが程よく、PC とのファイルやり取り用 (SD カードがベター) も 2GB / 1 パテという構成がよろしんじゃないでしょうか。PC とのやり取り用メディアは MO と同様、IBM ホーマットにします。

[Update] Fri Feb 22 19:34:11 JST 2013: 中村氏情報によると、8GB のメディアまでは使えることを確認したそうですよ。やだすごい。しヵしながら、ソフツによっておかしな動作をすることがあるようで (空き容量を正しく認識できず、ディスクフルエラーが出ちゃうことがあるそうです)、2GB 以上のメディヤを使用する場合はその点ご留意を。

ホーマットに関しましては、以下のツールが具合好しです。

起動用メディア: scsiformat.x (SxSI4.LZH, Hero Soft.)
やり取り用メディア: fim.x (FIM_103A.LZH, GORRY)
尚、1GB 以上のディスクで起動の際に支障をきたす問題は、 scsiformat.x では起こりませんので【安心】です。

MO ドライブであるならディップスイッチ等で HDD モードにして、MO メディアを Human68k ホーマットにすることでパーティションを切ることができますが (ますよねたしか)、PCD-50B には HDD モードはない (あるのかも) ため、パーティションは切れないとお考えくださいましよ。実際パテを切ってあーだこーだやってみましたところ、いろいろと挙動が芳しくなかったもので。ええ。

SCSI ドライバは susie.x (SSE_121A.LZH, GORRY) でうっぼー。各スロットを別々のドライブとして認識させることも、ひとつのドライブで LUN を切り替えて使うこともできます。

わたくしは別々ドライブで使おうと、やや興奮気味で設定したところ、書き込み時に管理領域が壊れる由々しき問題が発生しましたので、idrepro.sys (IDLK011.LZH, TNB製作所) を用い、LUN をてきとーな ID に複製してソリューション。なんで直ったのかよくわかりませんが、マイナスイオンとかのおかげですね。

あと SD カードに大きめのファイルをコピーする際にハングのナッペしちゃうことがありました。ので。scsif8k.x (SCF8K040.LZH, TNB製作所) を用いてパケットで読み書きするよう、対処。パケットサイズは 768 が好いようだ (うちの環境では)。

[Update] Sat Feb 16 07:16:20 JST 2013: PCD-60B で追加されたスロットの xD Picture カードでは、パケット読み書きにしなくても上記のハングナッペは起こらないとの情報が寄せられましたよ。60B でも SD カードではハングするそうです。呪いかなんかですかね。

以上踏まえ、コンヒグシスは以下のように成りました。コンヒグ選手権開催です。

DEVICE = \sys\idrepro.sys 3,0 2,1 # ID=2 LUN=1 (CF スロット) を ID=3 に複製
DEVICE = \sys\idrepro.sys 4,0 2,3 # ID=2 LUN=3 (SD スロット)  を ID=4 に複製
DEVICE = \sys\susie.x -id2 *:
DEVICE = \sys\susie.x -id3 *:
DEVICE = \sys\susie.x -id4 *:
DEVICE = \sys\scsif8k.x 4 /p768 # ID=4 のデバイスをパケット式に

 こんなけ。アラカンタン!

先輩方が残してくれたすてきツールズのおかげさまで、PCD-50B が使えるようになりましたよ。いつもお世話になっております。また、SHQ Free Software Archives をこっそり公開してくだすってる Mitsuky 氏にも感謝の呪いを。先輩方には足を向けて寝られませんが、どちらの方角に存在してらっしゃるのか確定するのは困難なので、R360 の導入を検討したく。そのうち。今世紀中には。

ちまみみ、わたくしが MechWare でぽちった際、配送方法を最も安い Priority Mail International Small Flat Rate Box ($16.95) にしましたところ、5 営業日くらいでポストに放り込まれてました (参考写真)。トラッキングはくその役にも立ちませんでしたが、大丈夫でした。

他参考写真もご覧ナッセ。
(ここらへんに写真一覧)

導入から半年以上、我が家の 68 環境は PCD-50B のみで運用しておりますが、今んとこ問題なく、まったくもって快適サクサクライフでぃーす。懸案は CF の寿命問題ですかね。ウェアレベリングなど付いていない安物 CF をスィステム用に使っているもので、寿命が訪れたときにどうなっちゃうのか、どきどき・わくわくの日々の明け暮れです。

伝聞によれば、寿命がくると書き込みはおろか読み込みすらできなくなるそうで、ちょいと穏やかではありませんね。やだこまる。バックナッペをこまめに取っとく方向で有事に備えたく。

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